ダンボールの梱包・開封カッターという、ニッチなダイソーのダンボールカッターを実際に使ってみて感じた使用感をレポートしました。使用する状況にぴったり合えば、非常に便利に使えますが、弱点もあります。
ダイソーのダンボールカッターの安全性
ダイソーのダンボールカッター「梱包・開封カッター」は、刃のロック機構がついています。
ダンボールは非常に切りにくいし、切る時に力が必要になるので、ロック機構がついているのは、非常に助かりますし、安全性の高さにも貢献しています。
カッターナイフ等の場合、小さいカッターナイフだとロック機構がついていないことも多く、切っている途中で刃が引っ込んでしまい、危険に直面することがあります。
また、刃が分厚く丈夫なので、ダンボールを切っている途中で刃が折れてしまうようなことはありません。一方、カッターナイフの場合は、刃が薄くて長いので、使い方を誤るとダンボールを切っている途中で刃が折れてしまうことがあります。
そうしたことから考えると、ダイソーのダンボールカッターは、安全性が高いといえます。
しかしながら、このダンボールカッターをポケットに入れて持ち運んでいた時に、カッターのロック機構のスイッチが外れてしまっていました。早めに気づいたので、事なきを得ましたが、そのまま持ち歩いていたら、ポケットの中で刃が飛び出てズボンが破けたり、足を切ってしまったりなんて事になりかねない状態でした。
このロック機構は、使用中にロックが外れるようなことは無いのですが、持ち運び中にロック機構自体が取れてしまうというのは、意外な弱点でした。
切れ味は悪いけどそれが使いやすい?
切れ味はあまり良く有りません。スーッと切れる感じではなく、少々力を加えると切れるといった感じです。というのも、刃がギザギザで、しかもちょっと厚みがあるからです。
カッターナイフの刃は非常に薄いこともあり、スーッと切ることができます。しかしその反面、カッターナイフの刃は、10回ほどダンボールを切ると、刃が欠けてしまい、切れ味が極端に悪くなります。また、刃が薄いので場合によっては、ダンボールを切っている途中に刃が折れてしまうようなこともあります。
それに比べて、このダイソーの「梱包・開封カッター」の刃は、切れ味はカッターナイフに比べて劣るものの、刃の耐久性は非常に高く、刃の切れ味は圧倒的に持続するので、たくさんのダンボールを切らなければならないような場合には、非常に使い勝手がいいでしょう。
つまり、カッターナイフは、ダンボールの工作などのような、精密な切れ味が必要な場合は適していますが、ダンボールのごみ捨てで切る必要があるような、精密さを必要としないけど、丈夫さが必要な場合には、非常に使い勝手がいいです。
耐久性は高く使いやすさは場合による
携帯性はあまり良く有りません。しかしながら、ハンドルの大きさは、ちょうど握りこぶしの幅くらいなので、持った時に自然に手にフィットするので、それは非常に使いやすいです。
またカッターにキーホールがついているので、そこに紐やストラップなどを通すことで、ぶら下げ収納できるので、持ち運びにも便利でしょう。
ダンボールカッターの刃の耐久性は非常に高いですが、ただ、前述したように、持ち歩いていた時にロック機構の部分が外れてしまったことがありました。カッターの刃以外はプラスチック製で、しかも精度も強度も悪いので、そこらへんの耐久性は悪いようです。
まとめ
このダンボールカッターは、ダンボールのゴミ捨てなど、精度が必要ない場合に使うのでしたら使いやすく、おすすめですが、ダンボールの工作に使用するとか、ダンボールを再利用しようと考えている場合は、このカッターを使うと、狙った通りの切り方ができないことも多く、あまりおすすめはできません。
業務用で使用を考えている場合、刃の耐久性はあるものの、刃以外の部分の精度や耐久性が悪いので、業務での使用には耐えないのかなぁと思います。
家庭用でダンボールのゴミ捨てや開封などで使用を考えているのであれば、非常に便利に使えるかとは思います。
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