百均カミソリで最強の切れ味を誇る貝印のT型カミソリ！剃り方のコツも解説

切れ味のよさと使いやすさを両立

　百均カミソリの中で、一番切れ味のいい、T字カミソリはどれか？と言われたら、これを切れ味に関して言えば、トップクラスのT字カミソリが、この貝印のT型カミソリです。
　このカミソリは、T字カミソリでありながら、一枚刃という、珍しいT字カミソリで、発売以来５０年以上販売し続けられている、ロングセラー商品です。
　なぜそんなに売れ続けているかというと、とにかく切れ味がいいからでしょう。これが百均で購入できるなんて、信じられません。ただ、これは今のところ、ダイソーやセリアでは売っていなくて、キャンドゥーやミーツでしか売っていないので、見つけた時は即買いしたほうがいいでしょう。

一枚刃でボディーは小ぶり

　このT字カミソリの切れ味がいい理由は、一枚刃だからでしょう。床屋で使われているＩ型のカミソリをそのままＴ型にしたといったら、言い過ぎでしょうか。
　それくらい、他のＴ字とは比較にならないほど切れ味がいいと思います。また一枚刃であるが故に、髭を剃るときに、ジャリジャリと音がなります。それがまた、髭を剃っている感を高めてくれます。
　ボディーのサイズは中指くらいの長さで、非常に小ぶりです。柄が他のＴ字カミソリに比べて短いので、それが使いづらいという人もいますが、逆に短いので、鼻の下など、細かい場所も小回りが効いて剃りやすいです。
　ただし、切れ味がいい分、癖があります。

切れすぎて慣れないうちは皮膚を切る？

　この貝印のT型カミソリは、使い慣れないうちは、皮膚を切ってしまうことが多いです。
多枚刃のT字カミソリの場合、首振り機構などによって、刃が皮膚に当たる角度が自動的に調整されるので、皮膚を切りにくい構造になっていますが、このT型カミソリの場合は、その皮膚が切れないようにするのを、自分の手の持ち方で調整しなければなりません。
　刃のエッジが立っているので、他のＴ字カミソリの感覚で、皮膚に押し付けてしまうと、そのまま、皮膚を切ってしまいます。
　最近の刃の枚数が多いT字の場合は刃が寝かせてあって、強く押し当てても、切れないようになっているので、その感覚でこのカミソリを使うと、皮膚を切ってしまうわけです。
　でも、コツを覚えれば、皮膚を切らずにひげを深ゾリできるようになります。

皮膚を切らずに剃るコツ

　貝印のＴ型カミソリは使い方にコツが必要だとは言うものの、そんなに難しいことはありません。言ってしまえば、使っているうちに慣れてきて、上手に剃ることができるようになりますが、使って慣れろ！というのも乱暴なので、ちょっとしたコツをお伝えします。
　多枚刃のように、刃を押し付けて切るようなことはしないで、皮膚の上を滑らす、撫でるように剃ります。ただ、そのときに、乾いた皮膚のままだと、引っかかったりして、なかなかスムーズに滑ってくれないでしょうから、かならず、クリームや石鹸などをよく塗り込んでから剃るようにするといいでしょう。

ケースもカバーも無いので一回でトラベルには不向き？

　このカミソリは、刃にカバーが付いて入るものの、そのカバーは紙製で、使う時は破かなければならないので、そのカバーを再利用することができません。
　カバーを破いたら、その後は持ち運びのためのケースやカバーが無いので、そのまま使い切らなければなりません。
　カミソリは持ち運びしやすい小型サイズなので、新品状態のものを携帯するにはいいのですが、旅先で使った後に持ち運ぶ際、刃がむき出しのままで持ち運ばなければならないので、旅行に持っていくには向かないかもしれません。
　ただし、そうやって、一回一回、使い切りせざるをえないようなスタイルだからこそ、常に新品の切れ味を体験することができるという面もあるでしょう。
　金額の高いカミソリだと、切れ味が落ちてきても、もうちょっと使おう、と、切れないまま使い続けることになりがちですが、このT型カミソリなら、安いので、切れなくなったら、即新しいものを使うので、使い捨てなところが、逆にメリットなのかもしれません。
　そして、なにより、百円で７本入という圧倒的なコスパですから、気兼ねなく使い捨てすることができます。

ハンドルが滑りやすい場合の対処

ハンドルが短いのに関してはいい点もあり悪い点もありますが、もう一つの問題点は、ハンドルが滑りやすいことです。
　ボディーもハンドルも金属製ですので、濡れたり、クリームや石鹸などがハンドルに付いたときに、滑りやすくなります。
　そのため、ハンドルに輪ゴムを巻いて、滑りにくくして使っている人もいるようです。

足裏のタコとりにも威力を発揮

　ひげ剃りだけでなく、足のタコを削るのに使っている人もいるようです。ナイフなどと違って少しずつ薄く削ることができるので、ひげ剃りとしてではなく、足のタコ削りのためだけに使っている人もいるくらいです。

まとめ

癖があり、慣れないうちは皮膚を切ることが多いかもしれませんが、使い方のコツを覚えると、手放せなくなる切れ味を誇るのが、この貝印のT型カミソリ。
　百均でも限られた店舗にしかおいてないので、見つけたら即買いましょう。

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