金属のような固い素材は、さすがに百均商品では刃が立たないのでは?と思っているかもしれませんが、選び方、使いかたを間違わなければ、ダイソーの金切りノコギリでも、鉄をザクザク切ることができます。
実際に百均金切りのこぎりで四角の鉄パイプを切る様子も交え、選び方や使い方を解説します。
丸い鉄パイプを切断する場合はこちらの方が便利です
→DIYで鉄パイプを簡単に切る方法!百均商品でもキレイに切断
両端固定のタイプを購入すること!
ダイソーには複数の種類の金切り鋏が販売しています。今現在、販売コーナーで見かけることができるのは、いわゆる短い弦かけタイプと、通常の弦かけタイプの2つです。 短い弦かけタイプは100円で、通常の弦かけタイプは200円と倍の金額ですが、200円のつる掛けタイプの購入を強くおすすめします。 というのも、金切り鋸切りは、非常に固いものを切断するためのノコギリなのですが、短い弦かけのものだと、半分までは固定されていますが、先端が固定されていないため、先端が非常にぐらつき、場合によっては刃が折れ曲がってしまうこともあります。
ネジを固く閉めること!
金切りノコギリの先端をネジで止めるようになっていますが、切る前にこのネジがしっかり締まっていることを確認してください。 鉄やステンレスなど、固いものを切るときには、かなり力をかけることになるのですが、そのときに、このネジの部分が突然外れたりすると、思わぬ怪我をしてしまうことがあります。強く締めたつもりでも、力を入れてノコギリをギコギコしている間に、緩んできてしまうこともあるので、怪我の防止のためにも、着る前にこのネジがよく締まっているかを確認する癖をつけてください
切る場所に印をつけて、切るものをしっかり固定する
金属は固くて滑りやすいので、意外と狙った場所を切り始めるのに苦戦します。切り始めたら、当初切りたかった場所とちょっとズレてしまっていた、なんてことが起こりかねないので、切る場所にマジックで印をつけ、切り始めのときに、滑ってズレてしまわないように、切るものをしっかり固定してください。
切断面全体に切り筋をつける
はじめからいきなり力を入れて切断しようとせず、まずは軽くゆっくりと、切断面全体に、跡をつけるような感じで、切る筋を付けていきます。パイプの場合であれば、四面に切る筋をぐるりと付けます。
刃は直角方向に押し出す押切で切る
一通り、切る筋をつけたら、その筋の溝にのこぎりの刃を沿わすような形で、力を入れて切っていきます。刃の方向は、刃の直角の方を当てるように押し切っていきます。
金切りのこぎりは、基本は押し切りです。樹脂やアルミなどの柔らかいものを切る時は、力をかけなくても刃を当てるだけで切れていくので、引切でもいいのですが、鉄やステンレスなど、固いものを切る時は、押切で切ることで、狙ったライン通りに切りやすくなります。
切り口に気をつけて
切ったあとの切り口は、特に手切りの場合、切り口が変な形になってしまうことが多く、手を切ってしまったり、削り口から飛び出たところが刺さりやすかったりするので、注意してください。 できれば、ヤスリなどを利用して、尖っているところ、飛び出ている部分などをヤスリがけで角を落とすようにしたほうがいいでしょう。
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