のこぎりで板をまっすぐ切るとき百均のこぎりガイドが大活躍

　のこぎりガイドというもの自体、あることを知らない人もいるかも知れませんが、のこぎりで板などを切るときに、のこぎりの刃が板にまっすぐ当たるようにガイドしてくれるもの。
　100均のDIYコーナーでちょくちょく見かけていたから、気になっていたのですが、百円程度の商品で、まさか、そう簡単に真っ直ぐ切れることもないかなぁと購入をためらっていた、百均の「のこぎりガイド」

　木を切らなければならない機会があったので、あまり期待はせずに買ってみて使ってみたら、これが思いの外、大役立ち。
　これは、家の道具箱に常備しておけば、いざというとき大活躍する逸品です。

百均のこぎりガイドの詳細

のこぎりガイドは、１５ｃｍほどの部品、２つで構成する商品で、片方は切ろうとする板に固定する引っ掛けストッパーになっていて、もう片方はのこぎりの刃を当ててガイドする役割です。

　そしてこの２つの部品をつなげる部分は、歯車が組み合わさるような形になっていて、角度で言うと１５度づつ調整できるようになっているで、板に対して直角９０度で切ることもできれば、ちょうど半分の４５度でも切ることができます。

　刃を当てる部分には磁石が取り付けられていて、のこぎりの歯を当てると、ガイドにくっつくようになっていて、磁石なので、押したり引いたりしても、のこぎりの刃がガイドから外れないという仕組みになっています。

＜商品情報＞
商品名：のこぎりガイド
価格：１１０円（税込）
サイズ：１３ｘ６ｘ４cm
カラー：黒

さっそく木の棒を切ってみました。

実際に百均ののこぎりガイドを使って角材を切ってみた

切るのは、５ｃｍ四方の木の棒です。
切り口をまっすぐ、９０度で切りたかったのですが、まずは切りたい箇所に差金で印をつけます。

　そして、その印のところにのこぎりの刃が当たるように、のこぎりガイドを固定します。

　手と木の間にのこぎりガイドを挟んで固定して、のこぎりガイドにのこぎりを近づけると、磁石でのこぎりの歯が、ピタッとくっつきます。
　なるほど、これによって、のこぎりの刃が、左右にブレることなく、まっすぐ直角に木材に当たって、木をまっすぐに切ることが可能になるわけですね。

ピタッと真っ直ぐに切るには力を入れずに切ればいいのだけれども

　ただ、当然、磁石の力もそれほど強くないので、ちょっと力を加えると、のこぎりガイドから外れてしまいます。
　切り始めの頃は、それほど力を入れなくても木を切ることができますが、切断面が深くなっていくほど、のこぎりをガイドに当てながら切るのが面倒になってくるのと、切断面が深くなるほど、今度はのこぎりをガイド面にあてる割合も減ってくるために、のこぎりの左右のブレが出てきてしまいます。
　厳密にまっすぐ切りたいのであれば、切りにくくなってきても、のこぎりガイドから外れないように、力を抜きながら時間をかけて切るといいでしょう。
　しかしながら、多くの人は、イライラしてきて、早く切りたいと思うのではないでしょうか。
　そこで、ある程度の精度を保ちながら、早く切る方法ですが、まずある程度、まっすぐの切断面の溝を作って、木材を回転させ、同じようにまた、まっすぐの切断面の溝を付け、それを四方につけたら、あとはのこぎりガイドを使わず、木につけた溝にのこぎりの刃をはめて切るようにすると、力をかけて切ることができるので、よりスピーディーに切断できます。

まっすぐ切るコツ
・ガイド線をしっかり書く
・ガイドが動かないようにしっかり固定する
・軽い力で傷を付ける感じで切っていく

厳密に見ると精度がつくりがあまいが日曜大工なら充分なレベル

　今までは、木に線を引いて、その線に沿って切っていましたが、線に沿って切っているつもりでも、なぜか斜めになってしまってました。
　しかし、百均ののこぎりガイドを使ってみたら、思った以上にまっすぐ来れるようになってびっくりです。
　もちろんプラスチック製なので、力をかけるとしなるし、磁石は小さいので、のこぎりの刃の保持力は弱いし、１５ｃｍほどの大きさなので、大きな板とかでは、端っこしか使い物にならなかったりということもありますが、それほど強く精度を求めないような、日曜大工のレベルであれば、充分すぎる性能ですし、こののこぎりガイドがあるだけで、作業のクオリティは格段に上がります。